平成30年度近畿双松会総会

平成3012月2日(日) AM11時半~PM345分 
於:大阪市北区堂島 中央電気倶楽部5F


当日は天候にも恵まれ、運営を担当する皆様には9時半(福引班は9時)に集合いただきました。
本年は昭和33(1958)年の本会の設立(戦後の再開)以来60周年を迎え、加えて平成最後の総会という記念すべき節目の年で、ご来賓や学生ゲストを含め「125名」のご参加をいただき、盛大に開催することができました。「参加者名簿」
設立50周年時は159名、設立55周年時は153名の参加があり、それに比べれば減少しましたが、昨年の100名は大きく上回る結果となりました。
参加者数は卒業生数の減少を考えるとやむをえないことと考えますが、記念総会としての最低目標の100名を超えるご参加をいただいて、まずは胸を撫でおろしました。

(1)第一部:2018(平成30)年度「総会」
(11;30~11;55)「式次第」
 総会は三好資子副会長(20)の司会で始まり、物故者の方々への黙祷を捧げた後、松本耕司会長(16)が議長となって、活動報告、会計・監査報告、役員の選任の報告がなされ、それぞれ満場一致で承認されました。
◆設立60周年行事:(1) 感謝状贈呈:
 第一部総会の中で、永年の当会に対するご貢献に感謝するため、近畿双松会第7代会長の永江幹雄様(13)、第8代会長の押田良樹様(11)に対し、松本会長から感謝状と記念品(楽山焼の湯呑み)を贈呈し、押田様からは御礼のご挨拶をいただきました。(永江様は所用ご欠席のため、後日、お届けをしました。)
感謝状贈呈の詳細

◆同: (2) 双松会本部に「志」贈呈:
続いて、設立60周年を記念し、近畿双松会から双松会本部に対し、55周年時同様、近畿の会員からの「志」として、松本会長から双松会金津任紀会長(16)に10万円を贈呈させていただきました。
金津会長からは「双松会の今後の運営のために大切に使わせていただく」との丁重な謝辞をいただきました。  

(2)第二部:「設立60周年記念講演会」
(11;57~13:04)
記念講演会は山嵜麻里子常任幹事(20)の司会で、㈱文藝春秋で各誌の編集長を勤められ、現在は松江観光協会観光文化プロデューサーの高橋一清様にお願いしました。近畿の会員には高橋様のファンの方も多く、近畿双松会念願の講師でいらっしゃいました。
演題は、14年近い松江でのお仕事を土台に、60周年記念にふさわしく「松江への思い」として講演いただき、興味深く拝聴しました。中でも小泉八雲が双松会の先輩である旧制松江中学の生徒たちを褒めている一方、大町桂月はこれでは出雲人から大人物は出ないと評したことにも触れられるなど、松江人にとっては深く考えさせられる、示唆に富んだお話でした。
(記念講演会の詳細は今春発行予定の会報に掲載されます)
高橋様には心より御礼を申し上げる次第です。

(3)第三部:「設立60周年謝恩懇親会」
(13:18~16;17)
謝恩懇親会は松本潤常任幹事(23)の司会で、ご来賓・ゲスト(別掲)をご紹介し、皆の拍手でお迎えをして始まりました。
◆挨拶、ご祝辞 
最初に松本会長が永年のご支援に対する感謝と、先人のご貢献に対する表敬、そして今日の会が楽しくなごやかであることを願う「ご挨拶」をいたしました。松本会長ごあいさつ
続いて、「ご来賓ご挨拶」として松江からお出でいただいた双松会金津会長から、ご丁重なるご祝辞をいただきました。金津会長ご祝辞
更に、母校松江北高校の小山理久校長(28)から、現在の北高の状況、生徒生活や授業の内容などの映像を使ってのご説明と、ご祝辞をいただきました。詳細は今春発行の会報に掲載いたします。

◆乾杯
乾杯」の音頭は双松会金平憲 幹事長(16)にお願いし、声高らかに杯を挙げて懇親会をスタートしました。
 また、金平幹事長からは現在の「双松」の状況について、「左側の二代目の松が一本だけ残って
いる状況だが、右側の四代目の候補松の選定も終わり、いよいよ来年2019年3月23日に植樹をするという段取りとなった」という嬉しいご報告がありました。
 ⇒(編集注)
後日、「四代目の候補松」について金平幹事長にお聞きしたところ、「昭和41年5月20日、創立90周年記念事業として南・北両校地に記念植樹(各松二本)と、西村房太郎先生御揮毫の「質実剛健」の記念碑が建立されたが、北高では当日、碑の除幕式と植樹が生徒代表参列のもと、双松会田部長右衛門会長(中44)の手で行われた。その後、昭和53年の赤山校舎移転時に、西川津校舎の多くの松を赤山校舎に移したが、「四代目の候補松」は、現在は赤山校舎中庭にある多くの内の一本である」とのこと。これが実現すれば、西川津で育った松が赤山台上で赤山育ちの松と共生してそびえることになり、北高の歴史を考えれば真に味わいのある結果で、新元号の時代とともにすくすくと育って欲しいと願うばかりである。

◆学生ゲストの紹介
会食懇親も佳境に入り、各テーブルでは記念撮影がおこなわれる中、本年度の学生ゲストの8人の皆さんに壇上から自己紹介をいただきました。
双松会校内幹事の堀江玲美先生(62)からは北高時代の担任や部活の先生からの激励メッセージも読み上げられ、皆さんの顔も一挙にほころびました。自己紹介や力強い近況報告は楽しく、かつたのもしく、歓迎と激励の大拍手を送りました。
また、8名中4名が野球部出身とのことで、来春の北高野球部大阪遠征応援の大きな戦力になっていただけそうです。
◆学生ゲスト8名の皆さんは下記のとおり。
(敬称略)山根一眞(65・関西学院大・院)、安達大悟(67・龍谷大)、規家涼太(67・立命館大)、福田泰之(67・同志社大)、齋藤瑞生(67・京大)、長谷川侑麿(68・神戸大)、下舞陽菜(69理46・神戸大)、橋本竜馬(69理46・京大)

◆スピーチ:関西矢の原会 韮山泰信副会長
 スピーチは、松江南高校のOB会である「関西矢の原会」の韮山泰信副会長(南高33期・1996卒)にお願いしました。
 今まで近畿の地で両OB会が協働することはありませんでしたが、当会60周年を機会にお誘いをしたところご快諾いただき、表敬をいただきました。歴史上“初”のことになりますが、今後は相互に表敬できればと考えています。
韮山副会長からは、①南高の関西OB会の集まりは規模も小さいので今日はびっくりしている。②南高も負けてられないと思っていた矢先に、松江では市内中学校の高校進学学区制が廃止されると聞いて驚いている。③松江市内の北・南・東の三校OB会がもっと協力していくことがあってもいいと感じている・・、などのお話があり、今後ともよろしくお願いしたいという表敬スピーチをいただきました。
有難うございました。こちらこそ、よろしくお願いいたします。

◆余興ご披露:堀江眞三人様(2)
いよいよフィィナーレも近づき、まずは安来節保存会認定初段の資格をお持ちの堀江眞三人様(2)から、60周年を祝う余興として安来節「どじょう掬い」踊りを披露いただきました。衣装もCDもご持参いただいた堀江様の、三味線の撥と小気味よい太鼓の音に乗った、86歳とは思えない洒脱軽妙、軽快な年期の入った踊りは会場をうならせました。
その上、踊りの終わりに魚籠から取り出されたのはドジョウならぬ、「祝、60」と書かれた二枚の祝い紙で、会場からは笑いと喝采が起きました。
安来出身の司会の松本潤さんが思わず「名人芸」と評しましたが、まさに、まさにの練達の踊りでした。堀江さんには60周年を盛り上げていただき、本当に有難うございました。

◆「設立60周年記念謝恩大福引き大会」
(15;15~15;58)
「どじょう掬い」の余韻もさめやらぬ中、メインイベントとも言うべき、郷土産品の謝恩大福引大会に移りました。この日のために5年間蓄えた原資をもとに、空くじなしの豪華な福引大会は、55周年時に引き続き、梅木隆志副会長(16)の進行でおこなわれ、期待にたがわぬ大盛り上がりとなりました。

◆校歌斉唱
こうして、にぎやかにお開きの時を迎え、校歌二曲「赤山健児の歌 朝日直さす」と「山脈浮かびて」の斉唱に移りました。
「赤山健児の歌」では、先ほどの「どじょう掬い名人」で、旧制松江中学の応援団でもいらっしゃった堀江様が壇上からプロローグと指揮演武をされ、入学早々、応援団にしごかれて歌を覚えた若きあの時を思い出し、堀江様に負けじと皆で大合唱をしました。堀江様は学生帽をかぶられ、「フレーフレー近畿双松会」のエールまでいただくという、真にすばらしいリードをいただきました。

「山脈浮かびて」では、三好資子副会長と千葉潮幹事(30理9)、学生ゲストを除く最年少会員の才木瞳美さん(64)の三人の歌姫のリードのもと、学生ゲストや若手の方々を先陣に多数の方が壇上に上がり、ふるさとと母校に届けとばかりに、全員で力強く斉唱しました。いつものことながら、至福、恍惚?の幸せを感じる瞬間でした。

◆万歳三唱
最後の万歳三唱の音頭は、今年は13期の順番で桑原洋史様、山下倶子様にお願いしました。
お二人からは、60周年を盛大に祝うことができて真にめでたいというお言葉と、桑原様からは「次回の福引には是非ハワイ旅行を入れて欲しい」と、また山下様からは「高橋様の記念講演で、出雲人は小泉八雲には褒められ過ぎ、大町桂月には少しは心当たりもあるが、けなされ過ぎだと思う。桂月は出雲人から大人物は出ないと断じたが、この中の特にお若い方々には是非この言葉を覆して欲しい」と、ともにユーモアたっぷりのひと言をいただき、今後の近畿双松会のますますの発展と、参加者のご多幸を願って、皆で声高らかに万歳を三唱しました。

◆全員集合記念写真撮影
最後に残った大仕事は、吉例の125人全員集合の記念写真ですが、今回は内容も盛りだくさんだったことから、知恵を絞って最後の最後の解散前に撮影することにしました。
結果、例年よりはフランクでフリースタイルな雰囲気で仕上がったのではないかと思いますが、皆様のご感想はいかがでしょうか。記念写真はこちら(クリックで大きくなります)

◆会場外での「書籍販売」
会場外の受付横では、下記四冊の高橋一清様ご推薦の書を販売普及させていただきました。いずれも完売、また完売に近く、皆様のご協力と書籍販売のご担当の皆様に厚く御礼申し上げます。
・『湖都松江36号』
・『松江特集』
・『近影遠影』(高橋一清著)
・『編集者魂』(高橋一清著)

かくして、無事すべての予定を終了し、60周年を記念する会は盛況裡にお開きとなりました。
講師の高橋一清様には、最後までおつきあいいただいた上に、一人ひとりとも丁寧にご対応いただき、感謝に堪えません。
また、松本潤さん(23)は、近畿安来会会長という大役をお持ちで、ご多用のところを懇親会の司会をお引き受けいただき、見事な進行、気配りをいただきました。厚く御礼申し上げます。

■総会・講演会・懇親会・書籍販売を支えていただいた皆さんを下記に紹介し、御礼に替えます。
(敬称略)
○総括:松本耕司(16)
○第一部司会:三好資子(20)補佐;大浦綾子(22)
○スライド制作:押田良樹(11)
〇監査報告:鶴羽孝子(22)
○第二部司会:山嵜麻里子(20)補佐;大浦・長谷川浩之(38)安達宏昭(43)
○第三部司会:松本潤(23)補佐;松村聡(26理5)周藤達夫(26)新宮富美子(27)
○受付:三好・山嵜・大浦・鶴羽・松本幸子(23)山口紀子(23)新宮・廣瀬弘美(29)千葉潮(30理9)
〇会計:池田喜美代(19)松田稚子(27)冨岡幸子(35)今西亜子(43理22)
○来賓・講師担当:押田・小泉勝是(14)松本耕司・梅木隆志(16)山嵜
○会場設営・案内:統括;岩田一志(19)石賀誠一郎(18)松村・周藤・長谷川
○映像音響・録音・照明:宍道弘志(31)浅沼吉正(32)
○カメラ:統括;土田和男(16)内藤善夫(22)村田貢(22)宍道・浅沼・長谷川・安達
〇福引:統括;梅木・岡久夫(17)小田一美(18)小数賀健二(20)内藤・村田・田黒公司(32)三好・山嵜・大浦・鶴羽・木山洋子(22)廣瀬
○書籍販売:木山・大濱緑(22)瀬戸口二三子(24)

平成30年行事アルバム

写真
1.プログラム編
2.テーブルごとの記念撮影編
3.スナップ編
4.余興・どじょうすくい編
5.大福引大会編
6.校歌斉唱・万歳三唱編
7.大集合写真
8.山陰中央新報記事

堀江眞三人氏どじょうすくいの動画