■ご挨拶
近畿双松会 会長 松本耕司(16)


皆様、こんにちは。
ただ今の会長を仰せつかっております16期の松本耕司でございます。どうぞよろしくお願いいたします。
皆様には、当会の活動に対し、日頃より格別のご支援を賜わり、高い席からではございますが、厚く御礼申し上げます。
また、この夏は近畿では地震に始まり、豪雨水害、台風、酷暑と大変な天候が続きましたが、皆様の中には大変な日々をお過ごしの方もいらっしゃったのではないでしょうか。被害に遭われ、影響を受けられました皆様には、まずは、心からお見舞いを申し上げます。

さて、そういった中で、皆様に当会設立60周年記念総会のご案内をいたしましたところ、かくも多数の皆様にお集まりをいただきまして、私、感動いたしております。
本年は、当会が昭和33(1958)年に戦後の活動を、言わば第二次の近畿双松会としての活動を再開して以来、ちょうど60周年目にあたります。人間であれば「還暦」を迎える記念すべき年である上に、奇しくも平成最後の年の年末ということで、近畿双松会にとっては大変大きな節目での会合であると私は考えております。

私のことで言えば、2002年、21世枠甲子園出場の後で、1期の第五代和田亮介会長、7期の第六代山本雅昭会長に呼び出され、「近畿双松会を手伝え」と言われたのが始まりで、最初の仕事が「北高世代の会員の参加促進」でした。お二人から「北高世代の参加がなければこのままでは続けていけない」と言われ、私の16期は北高としての入学2年目の期ですから逃げ道はないな、と覚悟したことをよく覚えております。
以来・・、と話し出せばキリがありませんので、それは又、別の機会にと存じますが、諸々の状況を思い出せば、「よくぞ近畿双松会は還暦を迎えることができた!」というのが、私の一番の感慨であります。
これも皆様のご協力、ご支援があったからこそと、心から感謝をいたしております。中でもこの60年の間、それぞれの時代を担われた先人の皆様の「この会を継続していくのだという強い思い」は、この機会にあらためて忘れてはならないことと強く心に刻み、敬意を表したいと思います。
本日は何とかこの感謝の思いを皆様にお伝えし、有意義な60周年を記念する会にしたいと、記念講演会では念願であった高橋一清松江観光文化プロデューサーに「松江への思い」と題してご講演をお願いし、さらに、お約束しておりました5年に一度の「郷土産品の大福引き大会」をおこなうことにいたしました。皆様に存分にお楽しみいただければ、これに勝る喜びはございません。どうぞ、すばらしいひと時をお過ごしください。
この60周年を契機に、なお一層、多数の新しい世代の方々にもご参加いただき、近畿双松会が将来に亘って継続していくことを心から願っているところでございます。

学生ゲストの皆さんには、今日はようこそお出でくださいました。近畿に同窓会があることを知っていただきたいと思いご案内しましたが、存分に楽しんでいただき、今後も折々にこの会にご参加いただければと存じます。やがて学生ゲストを迎える側になられました時には、今日のことも思い出していただければ幸いです。
また、朝早くからこの会の運営にご協力いただいております役員の皆様にも、厚く御礼申し上げます。高校時代を思い出しながらお互いに、今日一日、頑張りましょう。

この記念すべき会が、楽しくなごやかで、有意義でありますよう心から願い、最後には校歌を力一杯、歌い上げたいと思っておりますので、ご協力のほど、どうぞよろしくお願い申し上げます。
最後になりましたが、お集まりの皆様の益々のご多幸をお祈り申し上げまして、簡単ではございますがご挨拶とさせていただきます。有り難うございました。