■ご来賓ご挨拶・祝辞 双松会会長 金津任紀(16)
ご紹介いただきました金津でございます。
本日は、近畿双松会の総会・講演会・懇親会にお招きをいただき、真に有難うございます。そして、このたび近畿双松会が設立60周年をめでたく迎えられましたこと、心よりお祝い申し上げます。併せて、ここに沢山の近畿地区の会員の皆様のご出席のもと、60周年記念行事が盛大に開催されますこと、重ねてお慶びを申し上げます。
また、近畿双松会の皆様には、日頃、双松会の運営や事業推進に格別のご協力を賜わり、深く感謝を申し上げます。
私、4月の幹事総会で双松会の会長に再任され、二期目三年間の運営にあたることになりました。その重責にあらためて身の引き締まる思いでございます。母校と双松会の発展のため、微力ではございますが、一生懸命勤めさせていただきますので、どうか今後ともご支援、ご協力を賜わりますようお願いを申し上げます。
今年、60周年の節目を迎えられた近畿双松会は、日頃より松本会長を中心によくまとまって、熱心に交流を続けておられるという印象を抱いており、心より敬意を表する次第でございます。
来年はいよいよ平成の代が終わり、新たな時代が到来します。60周年をベースにされ、新時代にふさわしい、更に充実した会の運営がなされますよう期待しております。
さて、今年は全国各地で地震や豪雨、台風といった大きな自然災害が起こりました。ここ近畿でも6月に震度6弱の地震が起き、9月には台風21号で大変な被害が発生しました。中国地方でも4月の島根県西部を中心とした地震や、7月の西日本豪雨で甚大な災害を受けました。そのたびに思うことは災害に強い国づくりの大切さや、地元出身者や双松会員の安否のことであります。
災害など万一の時に、同郷や同窓の誼が強い味方になるかもしれません。我々双松会員は全国のいたるところで活躍をしております。何かの時に双松会としての活動や、会員同士の絆が役立つのではないかと思います。双松会報にも書きましたが、同窓生同士のご縁を大切にして、これをいかによりよい交流の機会にと充実させていくことができるかで、双松会の持つ意味も変わってきます。
どうか、皆様も双松会の豊富で多彩な人脈を有効に活用し、人生をより豊かに、またビジネスチャンスとして活かしていただければと思います。
双松会の存在意義は会員相互の親睦交流だけでなく、学校や在校生の様々な活動に対し支援をしていくことが大きな目的の一つであると言えます。我々卒業生にとって母校の隆盛や後輩の活躍は大きな励みであり、これにまさる喜びはありません。
今後も母校が様々な分野で活躍できる優秀な人材を育み、時代を超えて存在し続けることができるよう、皆様には何かと出費多端の折とは存じますが、「世界の人たれ!北高生基金」、「北高の緑を守る基金」、「教育後援会基金」などや、会報発刊にかかわる諸経費の援助について、引き続きご支援を賜わりますようお願い申し上げます。
とりわけ、伝統の、北高の宝である“二本松”を守っていくことには力を注いでまいりますので、何卒ご理解のほどよろしくお願いいたします。
終わりに、総会を通じて皆さんの親睦と絆が深まり、近畿双松会が一層発展されると同時に、会員の皆様のご健勝、ご多幸をお祈り申し上げましてご挨拶とさせていただきます。
本日は真におめでとうございます。
【付言】5月、10年ぶりに日本三大船神事の「ホーランエンヤ」が開催されます。貴重な伝統文化遺産を里帰りも兼ねてご覧ください。
・正式名称:松江城山稲荷神社式年神幸祭
・日時:渡御祭5月18日、還御祭5月26日
・松江城山稲荷神社からご神体が大橋川、意宇川を通って阿太加夜(アダカヤ)神社を往復する絢爛豪華な大船行列。370年前、初代藩主松平直政公が五穀豊穣と民の幸福を願って始めたと言われる。日本三大船神事は、他に、宮島の管絃祭、大阪の天神祭。