設立60周年行事:「感謝状贈呈」

 設立50周年記念の2008(平成20)年11月30日の総会において、特別会員の八木幸治先生、双松会会長の松本幹彦様(1)、近畿双松会第4代会長の児玉治利様(中61)、第5代の和田亮介様(1)、第6代の山本雅昭様(7)に感謝状を贈呈した吉例にならい、今回は第7代の永江幹雄様(13)、第8代の押田良樹様(11)に贈呈しました。
記念品は押田様のライフワークの対象である松中7期倉崎仁一郎(茨木中時代の川端康成の恩師)にちなみ、その先祖である倉崎権兵衛開祖の楽山焼の湯飲みとしました。(楽山焼十二代長岡空郷作)
永江様は残念ながら所用ご欠席でしたが、押田様からの御礼の言葉をご紹介します。

◆御礼の言葉(抜粋)常任顧問 押田良樹(11)
60年を振り返りますと、旧制松中、新制松高、北高という母校の変遷に伴い、会の中心の世代もそれに伴って変わってきていて、それは会長の経歴に現れております。創立後38年間は旧制松中卒の会長が4代続き、1996(平成8)年に第5代会長に和田亮介様が就任されました。和田会長は旧松中入学、新制松高1期の卒業ですから、緩やかな世代交代には真にふさわしいご経歴でした。
第6代の7期山本雅昭会長を経て、2007(平成19)年に第7代に13期の永江幹雄様が就任されましたが、永江会長は松高入学、北高卒業ですから、これまた松高と北高の世代をつなぐには格好のお立場でした。
残念ながら2年後、永江会長が体調を崩されてやむなく退任され、松高11期の私が時計の針を戻すかのように緊急対応で、2009(平成21)年から会長を仰せつかった次第でした。
1,2年で北高世代の方々に交代したいと思っていましたが、丁度、双松会本部も恩師の松本幹彦会長(1)から、3年次同クラスだった庄司肇会長(11)に交代された時で、不思議なご縁を感じながら、結局5年間も会長を務めさせていただくことになりました
この間、現会長の松本耕司事務局長(16)はじめ、役員各位、会員の皆様のご協力をいただき、心から感謝を申し上げます。とりわけ松本事務局長には万事に行き届いたお膳立てをいただきましたので、私は何の不安もなく会長職を勤めることができました。
私としましては、松本会長をはじめ支えてくださった皆様に、この感謝状をそっくりお渡ししたい気持ちでありますが、この機会をお借りして感謝の言葉だけでもお伝えさせていただきます。本当に有難うございました
最後にひと言、私は近畿双松会を「心のオアシス」だと思っています。故郷と母校を同じくする皆さんとの懇親の場に身を置くと、言葉で言い表せない安らぎを覚えるのです。
本日も高校1期(旧制では69期に当たります)から奇しくも新制の69期までの世代を超えた交流の場が実現しています。こういう同窓会はなかなかないのではないでしょうか。
これからも、このオアシスの泉が枯れることなく滾々と湧き出ますよう、また若い木々が育ち、より大きな木陰を作っていきますように願って、御礼の言葉といたします。
有難うございました。(拍手)

◆押田様感謝状の骨子:@すべての行事に率先参加して会員の融和に注力。Aホームページを本格立ち上げし充実した情報提供に尽力。
◆永江様感謝状の骨子:@長年月、運営・財政基盤の確立に尽力。A会員背景が複雑な時期に当会継承のため多大な貢献。

押田様に贈呈された感謝状