数え歌に歌われた教師のプロフィル

番号	氏名	学科	在任	備考
一	原　巽	修身	明32.11〜昭7.3	松江市内中原の出身　32年間教壇に立ち修身の教師らしい人格者として生徒に感化を与えた。明治40年に制定された校旗は原の考案による
二	上野　富太郎	歴史	明32.4〜昭5.10	明治16年松中入学19年師範学校に転校 同僚の野津静一郎とともに「松江市誌」を編纂した
三	山本　庫次郎	数学	明32.5〜昭4.10	松中・明16　「やまくらさん」と呼ばれて愛された熱血名物教師 大正初年の第一次八雲会の創立発起人の一人　前任は浦和中学
四	倉崎　金之助	英語	明40.5〜昭2.11	松中・明12　国内でおそらく初めて八雲の作品を英語の教材に使った　 川端康成に影響を与えた茨木中学教師倉崎仁一郎の兄
五	谷口　為次	国漢	明41.12〜昭6.8	号は廻瀾　広瀬藩の藩儒山村勉斎の次男のちに大連一中教師などを経て東京帝大嘱託になる。「山中鹿助」など著書も多数ある
六	野津　静一郎	地理	明33.4〜昭6.3	松中・明25　ヘルンに教えを受けた 上野富太郎とともに編纂した「松江市誌」は名著として有名
七	横田　伊作	博物	大10.11〜昭19.1	小学校卒であるが図書館通いで勉強し、中等教員の免許を取得 のち松江北高教師を勤めた亀井健三との共訳「進化論綱要」がある
八	岡　虎次郎	英語	大7〜大15	松中・明39　首席で卒業　のち大田、浜田中学校長を経て、21代校長となる昭９.10〜昭17.10
九	佐々木　民次郎	数学	明33.1〜昭4.3	山本幡男の入学当時は舎監長、のち教頭 幾何の授業で飴細工を例にとって教えた
十	田中　一元	校長	大9.4〜昭2.10	19代校長　前校長西村房太郎の質実剛健の教育方針を受け継ぎ定着させた　のち東京府女子師範学校校長・東京府立第二高等女学校校長

記事・写真は主に松江北高校百年史による