5月29日付ホームページトピックスで、第5代会長和田亮介様(高1期)のご葬儀の模様をお伝えしましたが、このたび、ご遺族様から当会に対し満中陰志として故人のエッセイ「ご隠居天国(抜粋6編)」をいただきました。

著名なエッセイイストでもいらっしゃった故人を会員の皆様とともに偲ぶことができればと思いますので、下記にてお読み下されば幸いです。

なお、和田様のご経歴につては5月27日の山陰中央新報の訃報記事を下記に再掲しますが、当会関係では、1944(S19)年旧制松江中学69期入学、1950(S25)年新制松江高校1期卒業、1967(S42)年、近畿松江高校・松江北高校同窓会初代会長、その後、旧制中学の同窓会である近畿双松会との合同を経て、第5代(1996(H8)〜2002(H14)年)の当会会長を勤められるなど、文字通り旧制と新制の架け橋としてご尽力いただきましたことをあらためてご紹介いたします。



和田様は、83歳になられた2015(H27)年、余生は松江で過ごすとして帰郷されましたが、満中陰志としていただいたエッセイ「ご隠居天国(6編)」は、2014年から2019年まで「山陰経済ウイークリー(山陰中央新報社刊)」に、月一回掲載された61編のエッセイの中からご遺族が選ばれたもので、挿絵もすべて和田様によるものです。

※「ご隠居天国」からエッセイ6編
(1)三味線、(2)脚で思う、(3)人材、人財、そして神在、(4)おいしーい!、(5)はれて卒業、(6)瓢箪から駒

また、2013(H25)年の「双松会報」の一面には、「隠居広場―同窓会のかたちー」を投稿され、今後の同窓会・同期会のかたちについての示唆をされています。ご記憶のある方もいらっしゃるかと思いますが、あわせて下記にご紹介します。この1期の皆様の「隠居広場」は、私の知る限りですが、新型コロナ禍の前の平成29年まで少なくとも五回は盛大に開催されていることを申し添えます。

※「隠居広場―同窓会のかたちー」(2013(H25)年「双松会報」)

エッセイをご提供いただきましたご遺族様には感謝を申し上げますとともに、あらためまして、皆様とともに心よりご冥福をお祈り申し上げたいと存じます。合掌

                                                                会長 松本耕司(16期)