第2回宝塚歌劇鑑賞会
日時/平成31年1月20日(日)
場所/宝塚大劇場
星組公演/
『霧深きエルベのほとり』 《主演》紅ゆずる 綺咲愛里  作/菊田一夫  潤色・演出/上田久美子
『ESTRELLAS』エストレージャス〜星たち〜  作・演出/中村暁
報告者:大浦綾子(22)

昨年のテストトライ大好評につき、是非続けて欲しいとの声に応えて第2回が開催されました。第一部の『霧深きエルベのほとり』は、劇作家菊田一夫氏が宝塚歌劇団のために書き下ろし、1963年初演、今回36年ぶり5度目の再演となる名作で、緻密な心理描写を得意とする演出家上田久美子氏がいかに潤色するのか話題となっていました。ドイツ北部の都市ハンブルクを流れるエルベ河のほとりに咲いた身分違いの恋、そして破局(?)。古典的なテーマではありましたが、主人公カールの、粗野な言動とは裏腹の哀しい心の揺れにいつのまにか引き込まれていました。最後のあっけない、しかし含みのある終わり方は、二人の未来に様々な解釈が生まれるところで、そうなるとこれがまた菊田氏の脚本通りなのか、上田氏の潤色によるものなのかが気になりますが、ここは敢えて謎のままにしておきたいと思います。
第二部のスーパー・レビュー『ESTRELLAS エストレージャス〜星たち〜』は、聞きなじんだ名曲が次々と流れる中、美しい踊りと歌の華やかな舞台、片時たりとも飽きさせない見事な演出にくぎ付けになりました。美しい照明によって舞台と一体化した客席に身を置けたのも、S席14列から16列という好条件ならではの経験でした。また今回は、「客席降り」が3回も行われ、満足度がさらに増しました。
会場を後にする皆さんのお顔は一様に晴々とした笑顔で、「感動した」「来年も来たい」「S席でとても良かった」などの声が上がっていました。
そして、「花のみち」で宝塚市と松江市友好記念の桜の樹木を鑑賞しながら、これもまた昨年好評だった「がんこ宝塚苑」に移動して昼食会を行いました。松本会長の乾杯のご挨拶のあと、賑やかな歓談が始まりました。そして、しめは押田顧問の「宝塚歌劇初体験」感動のスピーチで一同爆笑の渦に包まれて、和やかなうちに昼食会も終了しました。これはいよいよ第3回、第4回と続きそうです。
◆参加者は下記の33名。(敬称略)神田田鶴子(2)、木村八重子・佐々木悦子・佐藤早智子・清水良子&ご友人(9)、押田良樹・今井洋子&ご友人(11)、安部正毅ご夫妻(13)坪倉司郎ご夫妻・松本耕司・森藤哲章ご夫妻(16)、小田一美ご夫妻(18)、三好資子(20)、花田幸久(21)、大浦綾子・大浜緑・木山洋子・鶴羽孝子(22)、小松久美子・西村充子・花田文子・山口紀子(23)瀬戸口二三子(24)小林宏ご夫妻(25)吉城多恵・千葉潮(30)


阪急宝塚駅前ゆめ広場のモニュメント
大劇場へ向かう花のみち
松江市の寄贈した桜
まだまだ若木で、昨年と高さは変わらなかった
松江市と宝塚市は、特急「やくも」の宝塚駅停車がとりもつ縁で、昭和42年(1967年)8月1日に姉妹都市の協定を締結して、いろいろな交流をしています。この観劇も交流の一つかも。
宝塚市のHPに両市の姉妹都市提携50周年記念式典の様子が載っています。
http://www.city.takarazuka.hyogo.jp/kanko/bunka/1001171.html

宝塚市の末広中央公園には松江市の木であるヒトツバタゴ(なんじゃもんじゃの木)が植樹されたそうです。
記念撮影は何組かに分けて撮りました
昨年と同じく、がんこ 宝塚苑で遅い昼食会を開きました
後ろの人は顔が小さくなってしまいました


 公演ちらし