■第5回「里山歩くぞ!」ハイキング(箕面リベンジ版)
日時/平成28年4月15日(金)
コース/阪急箕面駅~箕面の大滝(往復)
報告者/小泉勝是(14期)

昨年秋に開催を予定していた「里山歩くぞ!ハイキング」は生憎の雨で公式には流れましたが、実際には11名の方が雨中のハイキングをされました。今回はその時残念ながら不参加であった残る11名の方のリベンジとして開催し、リベンジ組から3名、秋・春連続組から5名、箕面ボランティアガイド(MVG)から2名の計10名が参加しておこなわれました。
この日は朝から見事に晴れ上がり、ソメイヨシノの時期は逸しましたが、ヤマザクラ、コブシなどが咲き誇る国定公園箕面の春の自然を満喫することが出来ました。
更に、今回のリベンジハイキングを盛り上げた二つの要素がありました。
一つ目は、偶々4月15日が、箕面の滝道中程にある「瀧安寺」で4月・7月・11月の年3回行われる「採灯大護摩供」の開催日に当たったことです。この護摩供は、関西一円から山伏が集まり境内の護摩道場において世界平和をはじめ縁者の諸願を祈願するものです。桧葉を燃やす大がかりな儀式は煙や炎が圧巻で、山伏問答、法弓、法剣、斧の儀式など、大変見応えがありました。 
護摩供に先立って、箕面駅に集結した山伏達が瀧安寺まで行進する「山伏大行列」も中々のものでした。「近畿双松会の発展」の願いを書いて護摩焚きをしてもらったことは言うまでもありません。
二つ目は、植物に詳しい田中英明(9期)さんの参加と、箕面の自然に明るいMVGの唐木さん、松山さんの同行で、歩く先々で植物や自然の生態の勉強会が開かれたということです。
しろばな雲仙つつじ、マルバアオダモ、コブシ、ニョイスミレ、ノキシノブ、コクサギ、カリガネソウ、ネコノメソウ、カゴノキ(鹿子の木)、アリドオシ、キランソウ(地獄の釜の蓋)など、記録(記憶?)や撮影が追いつかないほど多数の樹木や草花の解説をしていただき、新たな知識の習得をしながら楽しいハイキングが出来たことです。
 お昼には、決して目をそらしはならぬと言われる、お弁当狙いの猿の面前で食事をする緊張感も味わいました。
 勿論、下山?してからの懇親会もMVGの方も一緒にのどを潤し、更にいろいろな話題を広げて大いに盛り上がりました。
これで、リベンジも終え、スッキリとした次第です。二年越しの担当をされた山嵜麻里子さん(20期)、本当にご苦労さまでした。

◆参加者は下記の通りです。(敬称略)
(リベンジ組)田中英明(9期)、新見泰朗(19期)、鶴羽孝子(22期)
(秋・春連続組)小泉勝是(14期)、松本耕司(16期)、山嵜麻里子(20期)、木山洋子・大浜 緑(22期)

なお、道中、田中英明さんに解説をいただいた、たくさんの山野草や樹木の写真と、瀧安寺の「採灯大護摩供」の模様を
こちらで見られますのでクリックしてご覧ください。植物図鑑&瀧安寺採灯大護摩供

 
箕面の滝にもチャンと行きました
 
お弁当を狙う猿の威嚇にも負けず(至近3mから)
 
川岸の箕面・学問の道「時習堂」の
二宮金次郎像の前で全員集合
 
瀧安寺のしだれ桜も最後の頑張り
 
あでやか!22期
 
こんなふうに勉強しつつ・・・
 
「植物博士」田中英明さん(9期)に、たくさんの植物についての説明をしていただきました