第10回 「文楽」鑑賞会
・日時:平成27年7月19日(日)午後2時〜5時30分
・会場:国立文楽劇場

平成18年に始まった文楽鑑賞会も今回で10回目を迎えました。今回もゲストを含め27名というたくさんの参加者がありました。
この数年の恒例となっている「夏休み文楽特別公演」の第2部(昼の部)の鑑賞で、演目は「生写朝顔話(しょううつしあさがおばなし)。細かく分けると本来は全16段だそうですが、そのうち昼の部では「宇治川蛍狩の段」、「真葛が原茶店の段」、「岡崎隠れ家の段」、「明石浦船別れの段」、「薬売りの段」、「浜松小屋の段」の6段の公演でした。そして夕の部では「嶋田宿笑い薬の段」、「宿屋の段」、「大井川の段」が上演されることになっていました。
10回目ともなると皆の目、耳も肥えて来て鑑賞力が向上し、筋もすんなりと頭に入るようになった気がします。今回の演目は今までと少し趣が違いました。物語は元祖すれ違いともいうべき悲恋物語を中心に、主従の忠義悲話、それに珍しく笑いの場面も多く織り込まれた作品でした。
鑑賞後、多くの会員から「今までで一番面白かった」との感想を聞きました。
残念なことに昼の部だけでは、若い二人の恋の行方が見届けられませんでしたので、どうしても結末が知りたくて後日夜の部を見に行かれた熱心な会員もいました。
詳細は長くなるので省略しますが、興味のある方は分かりやすいページを見つけましたのでご覧ください。生写朝顔話