昨年秋は能勢の棚田を探索する予定でしたが、大雨のため残念ながら中止のやむなきに至りました。今年は奈良の春日大社から円照寺に至る約9㎞を歩くことになり、16期田中由美子さんなど世話人の方々が十分に下見をして当日を迎えました。この日は雲一つない秋晴れに恵まれ、近鉄奈良駅行基菩薩前に20名のメンバーが集まりました。コースは興福寺境内を通って春日大社参道を歩き、お参りしてから、あせびの繁る樹林のトンネルを抜け高畑へ。新薬師寺の拝観は省略して百毫寺へ向かいました。道中は道も家並もいかにも奈良らしいのどかさが残っていました。百毫寺は高円山の山麓にあり長い石段を登ります。ここは春の五色椿と秋のハギで有名です。シーズンにはさぞかし見応えがあるだろうと想像しました。拝観料400円を納めて入った境内からの奈良盆地の眺めは見事でした。また珍しい閻魔大王の像も拝観することができました。
ここまでで約半分の道のり、ここからは東海道自然歩道の道標をチェックしながら円照寺への道をたどります。お昼になったので鹿野園の春日病院近くの草地で弁当を広げました。最終目的地の円照寺は別名山村御殿と呼ばれ、中宮寺・法華寺と並び三門跡寺院の一つす。非公開寺院のため拝観はできませんが掃き清められた参道や静かな門前には尼寺らしい落ち着いた雰囲気が漂っていました。山門前で記念撮影をして、近くのバス停から近鉄奈良駅まで乗車して散会しました。そのあと約半数のメンバー（11期～23期）は駅ビル上の中華料理店に入り（居酒屋はまだ開店していなかったので）また延々と打ち上げ会となりました。
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