◆歴史ウォーキング「清盛in神戸」に参加して                 元栄 徹(高19)
 12月2日(日)の歴史ウォーキング「清盛in神戸」は9月30日(日)台風17号の影響で中止になったリベンジとして開催されたのにもかかわらず、ゲストの方2名を含め13名の参加がありました。直前までガイドさんが決まらないという連絡が事務局の松本さんからあり心配していましたが、そのガイドさんも直前になって9月30日に予定されていた矢倉さん、中野さんに決まり、本当によかったと思います。もし、ガイドさん不在の場合はと勉強をされていた押田会長、土田さんのガイドが聞けなくて残念でしたが。
 
 今回の歴史ウォーキングはNHK大河ドラマの平清盛にちなんだミナト神戸の大輪田泊を中心とした18あまりの史跡・施設をめぐる街中ウォーキングです。
 9時30分にレトロな雰囲気のJR兵庫駅に全員が集合し、出発です。最初は柳原蛭子神社です。島根県人にとって「えびすさん」といえば美保神社を思い浮かべますが、ここは残念ながら西宮神社を総本社とします。えびす神社は、主に美保神社を総本社とする事代主神系と西宮神社を総本社とする蛭子神系に分かれるそうです。(ウィキペディアより)。
 福海寺、柳原天神社等に立ち寄り能福寺に着きました。能福寺には東大寺大仏、鎌倉大仏とともに日本三大大仏のひとつに数えられる兵庫大仏が鎮座しています。大仏さんの前で記念写真をとり能福寺をあとにしました。次の真光寺ではなぜかカラオケがあり、舟木一夫の「高校三年生」がかかっていました。なにか不釣り合いな感じがしましたが、高校時代を思い出し、懐かしい感じがしました。
 途中、新川運河を眺めながら次は薬仙寺です。薬仙寺には大河ドラマでの清盛の好敵手、後白河法皇を幽閉した跡がありました。
 和田神社に着く前の人目につかない住宅地のお堂の中に、法然上人ゆかりの名号石があり、「南無阿弥陀佛」と刻まれた石が安置されていた。和田神社には、平成25年の干支に関係がある巳塚があり多数のシロヘビが奉納されていました。近くにお住みの方は、ぜひ巳塚に参拝してみてはいかがですか?
 兵庫城跡前の運河沿いの公園で、各自持参の弁当で昼食を取り、清盛塚に立ち寄ってから歴史館の見学をしました。歴史館は神戸と清盛に関係する展示物があり、清盛が思い描いた福原京の輪郭がみえてきたようでした。
 次に人柱になった松王丸の菩提を弔うために建てた来迎寺、七宮神社、鎮守稲荷神社に立ち寄り、最後の予定地、NHK大河ドラマ館に着きました。ここでチョットしたハプニングが発生しました。少し疲れた(?)とのことで数名の方がドラマ館をショートカットしてJR神戸駅の居酒屋へ直行されました。残り組はドラマ館を見学した後、居酒屋で合流することになりましたが、あいにく私は前日の忘年会の二日酔いで居酒屋は失礼して先に帰路につきました。
 帰宅してからも、850年前の清盛時代の神戸に酔いしれていました。今回の歴史ウォーキングで新たな神戸の魅力を発見しました。次に神戸を訪れた際は長田辺り、大倉山・湊川辺りを散策しようと思っています。
 最後に、幹事の松本さん、一緒に散策してくださった皆様ありがとうとうございました。